ロゴとビジュアルアセットの再構築
私がこのアーリーステージのスタートアップに参画した当時、社内にはデザインの方向性がほとんどなく、既存のビジュアルアセットも限られていました。事業の成長にともない、より安定した、拡張性のあるビジュアルアイデンティティが明確に必要とされていました。この状況を踏まえ、私は自ら手を挙げて、会社の変化に合わせて育てていけるブランドイメージの刷新と、包括的なビジュアルアセットの整備に取り組みました。
まずは既存のロゴを土台とし、幾何学的なグリッドシステムを用いて再構築することで、あらゆるサイズや用途において一貫性と可読性が保たれるようにしました。刷新後のロゴは元のデザインの精神を受け継ぎながらも、デジタルと印刷物の双方に対応しやすくなっています。ブランドマーク自体は「団結」という概念から着想を得ており、これは同社のモットーである「Power to the Crowds」とも重なります。鋭角をやわらげ、非対称のかたちを整えることで、ロゴの視覚的なインパクトを高め、モダンでありながら企業の中核的な価値観をより体現するものへと仕上げました。
ウェブサイトのリニューアル
コーポレートサイトも、高まりつつある企業としての信頼感と、人を大切にする親しみやすいカルチャーの双方をより的確に伝えるために、リニューアルが必要でした。企業のストーリーを伝えるだけでなく、見込み顧客、パートナー、求職者といったあらゆる訪問者との信頼関係を築けるサイトにしたいと考えました。
まずは競合他社や同業界の類似企業をリサーチし、ベストプラクティスと、この市場のなかで自社をどう独自にポジショニングするかを整理しました。ランディングページは、プロダクトと「人」の両方を前面に打ち出し、チームの情熱と専門性が伝わるように設計しています。より魅力的なビジュアル、明快なメッセージ、ユーザー中心のナビゲーションを組み合わせることで、見た目の美しさと直感的な使いやすさを両立させつつ、企業のミッションと価値観がしっかりと伝わるサイトを目指しました。
